CT-51
エリ蚕先染手織コート
インドで手紡ぎと手織りの工程を経て作られたエリ蚕の織物を使用しています。エリ蚕はインドの北部で見られる野生の蚕の一種で、ワイルドな風合いと優れた調湿性を持つ素材です。その強さとしなやかさにより、しわができにくく、一年を通して着用することができます。
洋服の文脈から距離を置き、畳まれた布がそのまま衣服になるような構造を意識した、平面的なコートです。ほとんどのパーツを直線で構成し、袖下に裁ち続きのマチを配したゆとりのあるシルエットで、体型や中に着るものを問わず羽織ることができます。前端や衿、袖口には生地耳を使用し、軽やかな印象に仕上げています。ボタンとボタンホールの箇所には当て布を重ね、白い糸で補強ステッチを入れることで、手仕事の痕跡を感じられる仕上がりにしています。ボタンには貝ボタンを使用しています。
※手織りの布を使用している為、サイズ感や風合いに個体差があります。織りくせ、糸の節、生じる毛玉などは表情の一部とお考えください。機械織りの生地より強度が低い為、過度の負担は避けてください。随時ケアのご相談も承っております。
※天然藍で染色しています。使用を繰り返すことで淡い色へと変化していきます。色移りの可能性があるので、初めは淡色のものとの使用は控え、中性洗剤で洗濯してから陰干してください。1点1点、色の出方やサイズが微妙に異なります。
- 表地混率
- 絹100%
- 表地原料
- インド・アッサム
- 表地紡績
- インド・アッサム(手紡)
- 表地製織
- インド・西ベンガル(手織)
- 整理加工
- インド・西ベンガル
- 縫製
- 京都・京都