JK-84
薄手刺し子織羽織
経糸にオーガニックコットンを使用し、表面と裏面にはそれぞれラミーと大麻を緯糸に打ち込み、太番手のシルク糸で刺し子柄を描くように接結した二重構造のオリジナル生地です。表面はオーガニックコットンにラミーの光沢が混ざることで軽やかな印象に、肌に触れる裏面は大麻の清涼感と綿の柔らかな肌当たりを感じられる仕上がりです。刺し子は本来、布の補強や保温のために古い布を重ねて縫い継いだ日本の手仕事に由来します。この生地では、その手作業の不規則さを機械で模倣するのではなく、機械織だからこそ生まれる規則的な構造を活かし、秩序の中にリズムを感じるような独自の柄を設計しています。
身幅にゆとりを持たせたシルエットですが、袖はアームホールから袖口にかけてすっきりと見えるように設計しています。着物を意識した大きな長方形の衿を、身頃に挟み込むように付けた特徴的な構造で、衿は折りたたんでも立たせても着用できます。刺し子の柄を引き立てるため、衿とポケットは身頃とは異なる地の目で配置しています。腰紐は長めに設定しており、二重に巻きつけるなどのアレンジも可能です。
※生地の特性上、表面の糸が引っ掛かることがあります。着用時は爪やバッグ、アクセサリーとの摩擦によって引っ掛かりが生じやすいためご注意ください。絹糸を使用しているため、アイロンの際は当て布を用い、高温での使用はお控えください。
※縫製後の洗い工程により1点1点、色の出方、サイズなどが微妙に異なります。(白)
※濃色で染色をしています。色移りを避ける為、淡色との組み合わせはお控えください。色の退色を防ぐ場合はドライマーク用の洗剤を使用し、日陰で干してください。製品後の加工の為、1点1点、色の出方やサイズが微妙に異なります。(濃紺・墨黒・黒)
- 表地混率
- 綿35% 植物繊維(大麻)25% 麻23% 絹17%
- 表地原料
- アメリカ(綿) 中国・黒竜江(大麻) 中国(麻) 中国(絹)
- 表地紡績
- 中国(綿) 中国・山西(大麻) 広島・三原(麻) 宮城・栗原(絹)
- 表地製織
- 兵庫・西脇
- 整理加工
- 兵庫・西脇
- 縫製
- 京都・京都
- 染色
- 東京・文京(濃紺・墨黒・黒)