JK-85
やわらか大麻ジャケット
表面と裏面に、それぞれインディゴと墨の染料をローラー染色でコーティングしたオリジナル生地です。ローラー染色は水の使用量が少なく、染料廃液などの排出を抑えられる方法です。生地に圧力をかけながら染料を定着させることで、独特の光沢が生まれます。ベースには、大麻特有の張りを残しながらも柔らかく仕上げた生地を使用しています。通常の平織りの大麻布を長く着用した後のような柔らかさを、初めから備えているのが特徴です。大麻布の歴史については近世麻布研究所所長 吉田真一郎氏の記事に、大麻・苧麻・亜麻の違いはボーケンさんの記事に詳しいので参照ください。
春から盛夏、秋にかけての着用を想定した、ゆとりのあるシルエットのジャケットです。ベースの生地に異なる色のコーティングを表裏で施し、折り返した際に裏面の色が覗くよう設計しています。生地の複雑な染色構造を感じられるよう、前端や裾は切りっぱなしの仕上げとし、糸や染めの層がより直接的に見えるようにしています。裁ち端のほつれを防ぐため、前端や裾にはジグザグステッチを入れています。
※インディゴで染色した生地に墨をコーティングしています。摩擦による色移りを防ぐ為に、淡色のものとの使用を控え、中性洗剤で単独洗いして陰干ししてください。汗や太陽光により変退色しますので、保管など取扱いにご注意ください。
※縫製後の洗い工程により1点1点、色の出方、サイズなどが微妙に異なります。