JK-86B
薄手刺し子織ジャケット(ベンガラ染)
経糸にオーガニックコットンを使用し、表面と裏面にはそれぞれラミーと大麻を緯糸に打ち込み、太番手のシルク糸で刺し子柄を描くように接結した二重構造のオリジナル生地です。表面はオーガニックコットンにラミーの光沢が混ざることで軽やかな印象に、肌に触れる裏面は大麻の清涼感と綿の柔らかな肌当たりを感じられる仕上がりです。刺し子は本来、布の補強や保温のために古い布を重ねて縫い継いだ日本の手仕事に由来します。この生地では、その手作業の不規則さを機械で模倣するのではなく、機械織だからこそ生まれる規則的な構造を活かし、秩序の中にリズムを感じるような独自の柄を設計しています。
ややゆとりのあるシルエットで、上からコートなども重ねやすいジャケットです。ほとんどのパーツを直線で構成した、平面的なパターン設計が特徴です。生地の特徴を生かして身頃に切り替えを入れ、刺し子の柄の向きが各パーツで変わるようにしています。道具としての利便性を考慮し、ポケットは脇接ぎに近い位置に配置しています。裏面のパイピングテープにはオーガニックコットンを、ボタンには白ヤシを削り出したものを使用しています。
※生地の特性上、表面の糸が引っ掛かることがあります。着用時は爪やバッグ、アクセサリーとの摩擦によって引っ掛かりが生じやすいためご注意ください。絹糸を使用しているため、アイロンの際は当て布を用い、高温での使用はお控えください。
※天然の顔料を天然ゴムで定着させているので、自然のムラ感があります。色移りを避ける為に、淡色との組み合わせは控え、最初の1、2回は必ず他の物と避けて洗ってください。製品染めの為、1点1点、色の出方やサイズが微妙に異なります。
- 表地混率
- 綿35% 植物繊維(大麻)25% 麻23% 絹17%
- 表地原料
- アメリカ(綿) 中国・黒竜江(大麻) 中国(麻) 中国(絹)
- 表地紡績
- 中国(綿) 中国・山西(大麻) 広島・三原(麻) 宮城・栗原(絹)
- 表地製織
- 兵庫・西脇
- 整理加工
- 兵庫・西脇
- 縫製
- 京都・京都
- 染色
- 大阪・南河内郡