JK-88
OC絹シャンブレー羽織
経糸にはインド産のオーガニックコットン、緯糸には絹紡紬糸を使用し、尾州産地で織り上げたオリジナルのシャンブレー生地です。絹紡紬糸は、絹紡糸を紡績する際に生じる短い繊維を再紡した糸で、控えめな光沢と絹特有のしなやかさを併せ持っています。シャンブレーとは、経糸と緯糸の色を変えて織ることで、表面に深みのある色調を生む平織の構造を指します。全色で経糸と緯糸の色を変えており、光の当たり方や動きによって色の奥行きや陰影が感じられる仕上がりです。シャトル織機を独自に改造したレピア織機で、糸に負荷をかけずにゆっくりと織り上げ、最終工程でタンブラー仕上げを施しています。しっかりとした密度を保ちながらも、綿と絹のやわらかな風合いが残る柔らかな生地です。
身幅や着丈を大きめに設計した、ゆとりのあるシルエットの羽織です。前端の見返しを表身頃に部分的に縫い止めることで、生地本来の風合いを活かし、やわらかく軽やかな印象に仕上げています。緩やかに立ち上がる衿は、本来であれば首に直接触れやすい構造ですが、バイアスにすることで肌に馴染みやすく、シワになりにくいのが特徴です。前身頃のポケットは二枚仕立てとし、縫い代が見えない仕様にし、1本のステッチで縫い止めることで、すっきりとした印象にまとめています。
※短繊維の糸を使用しているため毛羽立ちが見られることがありますが、素材の特性としてご了承ください。毛羽は無理に引き抜かず、気になる部分はハサミで取り除いてください。アイロンは高温とスチームを避け、必ず当て布を使用してください。
- 表地混率
- 綿50% 絹50%
- 表地原料
- インド・ウガンダ等(綿) インド(絹)
- 表地紡績
- 大阪・南市(綿) インド(絹)
- 表地製織
- 静岡・浜松
- 整理加工
- 静岡・浜松
- 縫製
- 新潟・魚沼
- 染色
- 愛知・蒲郡