PT-136
起毛大麻パンツ
経糸・緯糸ともに太番手の大麻糸を使用し、京都・山科で織り上げた後、表面に起毛加工を施したオリジナルの生地です。起毛によって通常の大麻織物よりも柔らかさと風合いが生まれ、あらかじめ肌に馴染むような質感に仕上げています。染色後は、毛羽立った表面に光が複雑に反射し、色の見え方に深みと奥行きが生まれます。大麻は非常に強靭な繊維でありながら、着用を重ねることでさらにしなやかに変化し、長く使用するほどに独特の風合いが増していきます。大麻布の歴史については近世麻布研究所所長 吉田真一郎氏の記事に、大麻・苧麻・亜麻の違いはボーケンさんの記事に詳しいので参照ください。
裾に向かって緩やかにテーパードした、ワイドシルエットのパンツです。前に大きなタックを2本入れることでボリュームを持たせています。体のラインを拾いにくく、体型を問わず身体との間にゆとりを保って着用できます。比較的短めの丈で、ボリュームがありながらも意外と合わせやすく、さまざまなスタイルに取り入れやすいのが特徴です。ウエスト寸の調整は、ベルト裏に配した大麻の組紐でも可能です。
※天然素材特有の節やムラ感、起毛の風合いは生地の表情としてご理解ください。糸の節は無理に引っ張らず、穴あきやほつれの原因となるため十分にご注意ください。毛玉ができた場合は引き抜かず、ハサミなどで丁寧に取り除いてください。
※縫製後の洗い工程により1点1点、色の出方、サイズなどが微妙に異なります。(白)
※竹炭染のムラ感や経年変化をお楽しみください。色移りを避ける為、白ものとの組み合わせは避け、着用初めは単独洗いしてください。色移りは使用により落ち着きます。製品染めの為、1点1点、色の出方やサイズが微妙に異なります。(薄炭)
※紀州備長炭と顔料による染色の為、自然のムラ感があります。色移りを避ける為、淡色のものとの組み合わせは避け、必ず単独洗いしてください。色移りは使用により落ち着きます。製品染めの為、1点1点、色の出方やサイズが微妙に異なります。(炭)
※濃色で染色をしています。色移りを避ける為、淡色との組み合わせはお控えください。色の退色を防ぐ場合はドライマーク用の洗剤を使用し、日陰で干してください。製品後の加工の為、1点1点、色の出方やサイズが微妙に異なります。(濃紺・墨黒・黒)