SH-146B
和紙大麻シャツ(ベンガラ染)
経糸に和紙糸、緯糸に大麻糸を用いたオリジナルの生地です。和紙を用いた布は奈良時代にはすでに存在していたとされ、紙を細く裂いて織り込む「紙布」として衣料にも使われていました。現代ではそれを糸状に加工する技術が発展し、軽量で強度のある和紙糸として受け継がれています。使用しているのは王子ファイバーのOJOで、エクアドル産マニラ麻を原料とした和紙を1mm以下にスリットし、撚りをかけたフィラメント糸です。軽量で毛羽立ちが少なく、速乾性と強度に優れています。和紙の持つ張りと大麻の柔軟さを組み合わせることで、独特のシワ感としなやかさを併せ持つ風合いに仕上げています。
ほどよくゆとりを持たせたオーバーサイズのシルエットで、やや短めの着丈に設定したシャツです。生地の持つ自然なシワ感や表情を活かすため、強度が求められる箇所以外では表に出るステッチを最小限に抑えています。カフスの先は、紙を折る様子を参考に折り畳んで縫い止めており、袖口のボタンを開閉する際に目で見なくとも手の感覚で留め位置を探りやすくしています。ボタンには綿素材を圧縮したものを使用しており、製品染めの際に生地とともに染まります。
※天然素材独特の糸の節やムラ感があります。風合いを重視し、繊維長が不均一な原料を使用している為ですので、表情の一部としてお考えください。生地の糸が切れ、穴が開く可能性がある為、糸の節は無理に引っ張らないようご注意ください。
※天然の顔料を天然ゴムで定着させているので、自然のムラ感があります。色移りを避ける為に、淡色との組み合わせは控え、最初の1、2回は必ず他の物と避けて洗ってください。製品染めの為、1点1点、色の出方やサイズが微妙に異なります。
- 表地混率
- 分類外繊維(和紙)58% 植物繊維(大麻)42%
- 表地原料
- エクアドル(和紙) 中国(大麻)
- 表地紡績
- 日本(和紙) 中国(大麻)
- 表地製織
- 愛知・一宮
- 整理加工
- 愛知・一宮
- 縫製
- 大分・竹田
- 染色
- 大阪・南河内郡